ウイスキーにハマったら、夜の過ごし方が変わった話【琥珀夜のコラム】

コラム

こんばんは、琥珀夜です🌙

いつからだったかな。
仕事が終わって、シャワーを浴びて、ドライヤーをかけながら「今日は何を飲もうかな」って考えるようになったの。
冷蔵庫にはワインの残りもあるし、コンビニで買った缶チューハイだってあるのに。
気づくと手が伸びてるのは、あの琥珀色のボトル。

ウイスキーって、最初はちょっと大人びた響きがして、なんとなく遠い存在だった。
でも気がついたら、私の夜には欠かせない存在になってたんです。

今日は、そんなウイスキーにハマってからの「ちょっとだけ変わった自分」の話を、静かに語ってみようと思います。


🕰 時間の流れが、ゆっくりになる。

ウイスキーって、長い年月をかけて育つお酒。
10年、20年…時には30年とか、気が遠くなるような時間をじっと待って瓶に詰められる。

そんなウイスキーをグラスに注いで、氷をひとつ落とすだけで、なんだか自分の時間まで深くなる気がするの。
スマホを置いて、テレビもつけずに、ただ香りを楽しむ。
“間”って、こんなに心地いいんだって思えるようになった。

忙しい日々の中で、ちょっとだけ「間」を持てる。
それだけで、自分のリズムを取り戻せる気がするんです。


👃 香りを感じることで、感覚が研ぎ澄まされる。

最初の頃は、どれも「アルコールの匂い」にしか感じなかった。
でも、ある日ふと「ん…これ、バニラっぽい?」って思った瞬間から、世界がちょっと変わった。

香りを言葉にしようとすると、意外と難しくて面白い。
スモーキー、ウッディ、ハチミツ、ナッツ、バター…
そんな単語が、自分の中に少しずつ増えていくのが嬉しくて。

五感が研ぎ澄まされるというか、自分の“感覚”を信じられるようになる感じ。
香りの記憶って不思議で、どこか懐かしい気持ちにもなるし。


💬 語れる趣味ができた。

誰かと飲みに行ったとき、「最近これ飲んだ?」ってウイスキーの話ができると、それだけでちょっと大人になれた気がする。
おしゃれなバーで、グラスを傾けながら「私はこれが好き」って言える自分。
それがちょっと嬉しい。

“詳しい”ってことより、“好き”って気持ちがあるだけで十分で。
自分の好みを言葉にできるようになると、なんだか自分自身にも少し自信が持てるんだよね。


🌌 孤独が、悪くなくなる。

ひとりでウイスキーを飲んでいるときの静けさが、私は好き。
たまにちょっと寂しくなるけど、でもその“ちょっと”がいい。

誰にも話しかけられない、音もない部屋で、氷がカランと鳴る音だけ。
その音さえ、今は心地よく思える。

「寂しい」じゃなくて「静かで豊か」。
そんな夜が増えたのも、ウイスキーのおかげかもしれないな。


💎 自分を、大切にしたくなる。

前は「いっぱい飲んでスッキリしたい」と思ってたけど、今は「ちゃんと味わいたい」って思うようになった。
グラスに注ぐ量はほんの少し。
香りを嗅いで、口に含んで、鼻から抜ける余韻を楽しむ。

そのひと手間が、「今夜は自分をちゃんと扱ってあげよう」って気持ちにつながってる気がする。
コンビニの缶チューハイじゃなくて、お気に入りの1本を選ぶ。
そんな自分の選択が、ちょっとだけ誇らしい。


🌙 おわりに。

ウイスキーを飲むようになって、劇的に何かが変わったわけじゃない。
でも、夜の過ごし方が少し変わった。
“間”を大事にしたくなった。
ひとりでいる時間が、ちょっとだけ好きになった。

ウイスキーって、そういうお酒だと思う。

もし今、少しだけ気持ちがざわざわしてたり、
なんとなく夜が物足りないと感じていたら。

グラスにウイスキーを注いで、そっとひと口、飲んでみて。

きっと、あなたの時間の流れも変わるはず。

また夜のどこかで、お会いしましょうね。
おやすみなさい。
琥珀夜🌃

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